甘八師匠から指導を受けているがん治と私。
このトウモロコシは無農薬・無肥料でつくっているんですよー。
うちんとこのトウモロコシとは大違い!
これならカラスにだって簡単に倒されない!
この黄緑色は、化学肥料等をを入れていない証拠です〜。
自然栽培についてはこの本にも簡単に書かれているので私が説明するよりも
わかりやすいのではないかと思います。
「世界で一番おいしい野菜」 河名秀朗著 日本文芸社
(大崎上島の図書館に置いてありました。)
甘八さんの長男(5才)から
トウモロコシの間引きの仕方を教わっているがん治。
(甘八さんのこどもたちチビッコの方の3人は幼稚園や保育園に
行っていないので長男くんは父親の背中を見てすくすくと育っています。)
甘八さんは今日4時間という短い滞在時間の私たちに
気がつくことを精一杯教えてくれました。
タマネギの花
「タマネギの種取りは雨にあたってしまうと
ダメになってしまうので必ずビニールなどの屋根を
作ったほうがいい。」とか
ズッキーニーの雄しべのことも。
私は、最初甘八さんの雄しべの話を始めた時に
言っていることがよくわからなくて
「甘八さん 雄しべと雌しべって何ですか?」って聞いてしまいました。
「花の下に何もついていないのが、雄しべ」
「花の下に小さい実がついているのが、雌しべ」
「受粉させなかったら実がこのように成長がイマイチで小さかったり、花が落ちてしまう」
「このように雄しべの花びらをむいて
これを雌しべに直接つけてあげる(受粉させる)こと。」
「それも朝方にやらないとダメなんだよ。」とか
なぜ、オクラを苗の中で2本なのかの答えを
今日直々に、教えて下さいました。
甘八さんから頂いたネバネバオクラの苗は
ポットの中から2本ずつ発芽しており
なんで2本なんだろうと疑問があり
ブログにそのことを書いていました。
それを読んでくれていた甘八さんが
コメントでもいれてくれればいいものの
1ヶ月遅れて今日、直々に教えて頂きました。
甘八さんは、就農前に有機農法の農業高校へ3〜4年研修に行っておられました。
育苗ハウスで指導していただいた時、なんか学校の先生みたいな感じを受けたのは
そういった農業高校での研修を経験をされているからなんだろうと思います。
また、バジルの隣にオクラを混植させていたので
何故かと聞くと、オクラが大きくなって
バジルが影になるから交互に植え付けているってことも。
畑を見せていただきながら、教わった全てを書ききれませんが
農業研修ってとても大切なことだと感じました。
私にとって嬉しいことは、4年前にお世話になった甘八さんの所へ
こうやって今も、がん治と一緒に行けることです。
畑をやっていると何度も失敗や挫折を味わいます。
しかし、思わぬ収穫をつかむことがあります。
甘八さんから頂いた黄カブの種まきの時期を私は間違えていたらしく
甘八さんに、「この時期にあんな立派な黄カブが収穫出来るものなんだね。」
と言われました。これ褒め言葉?!だと私は受け止めました〜。
そうよね〜よ〜く考えてみれば、カブもダイコンも冬野菜だった〜。(笑)
私は、収穫してあの美味しい甘八自給沢庵を真似して作りたい。
その食い意地から夏でも無理やりダイコンやカブの種まきしてしまう馬鹿です。
そして、じっつは盗むところっていうのは甘八さんの奥さん。
私は高校生の時、東京のレストラン(調理・マスターが1人、サービス・奥様1人)で
2年間調理補助・皿洗いのアルバイトをしていました。
ナポリタンの注文が入ると冷蔵庫から
タマネギ、ピーマン、ハムをマスターのまな板へ置く
コース料理が入るとワカサギのマリネを冷蔵庫から出して
奥様のいるカウンターへ出すなど。
ほとんどが皿洗いなんですが、
マスターや奥様との距離は1メートル以内という
狭い調理場だったので
作っているのを間近から見ていました。
ドレッシングを作っているのも。
こういう癖がついているので
料理の工夫と知恵は、実際に行って
台所の隣に入って手伝いながら
料理の仕方を聞いてしまうのである。
私は、世界一嫌いな食べ物が奈良漬、粕漬けなんです!!
この嫌いな食べ物を、好きな食べ物に変えてしまうくらいの
料理の腕を甘八さんの奥さんは持っています。
今日は、子供たちと遊んでしまったので台所に立てませんでしたが
チャンスがあれば私はいつでも料理の腕を盗むのを狙っています。
ここで、甘八さんのことを少し紹介させていただきますね。
甘八さんは、就農4〜5年目で、現在の有機農法に疑問を持ち始め
今の無農薬・無肥料の自然農法を10年以上続けています。
甘八師匠の言葉です。
・持続可能な農業とは
「共に生きる関係を築く」事じゃないのかと思っています。
・作物との関係を築く上で種を採る
『自家採種』が一番大切だと考えています。
・野菜作りって基本独学で、「自然」と「本」と「人」に由って日々学んでいる最中です。
福富生まれの元気な野菜
渡辺農場
野菜を作り始めて今年で16年目の渡辺さん夫婦。
「おいしくて体に優しい、エネルギーあふれる野菜を」という思いで、
農薬や肥料を使用せずに野菜を作っています。
ここで育った野菜から自家採種して育てる・・・
その循環が、福富の気候に合った元気な野菜を作るのですね。
1500円前後(配送料別途)で
「旬の野菜詰め合わせセット」をお届けしています。
(約10種類。季節によって変わります。詳しくはお問い合わせください)
082−401−1049 注文販売のみ
※福富こだわりの郷MAP2014より転載
向こうに鷹ノ巣山がそびえる
自然環境豊かな畑
もう少しで収穫
ジャガイモの淡いピンク色の花
16年やっていても、まだ学びの最中であるという事、共に生きる関係を築く農業か〜。
かっくいいな〜。自家採種って一番大切なことだったんだ〜?!
私が今、一番面倒くさいって思っていることだぁ〜。
私は、この4月から就農したばかり
ズッキーニーの雄しべと雌しべのことも知らなかった
東京生まれ東京育ち(20数年)
こんな馬鹿な私でも16年自然農法続けたら
甘八さんのように「自家採種が一番大切な事」な〜んて
ドヤ顔して言えるようになるのかな〜?!